事業再生の現場から

ミドリムシの力

ミドリムシ企業で知られるベンチャー企業・ユーグレナが、いすゞ自動車とバス燃料にミドリムシ抽出の油分を活用した実用実験に入るとの記事が、日経新聞が取り上げていました。

ミドリムシは珪藻類に分類される藻の一種で、代表的な植物性プランクトンだそうです。中学生の時にゾウリムシは動物性プランクトン、ミドリムシは植物性プランクトンとかってやりましたでしょ、あれです、あれ。

ミドリムシの可能性に着目して研究を重ね起業したのは、ユーグレナの出雲社長。

東大出身ということもあってか、“ベンチャーの旗手”として注目される人物です。

 

ミドリムシを使った「培養」によって、自動車や航空機等の燃料を国内で生産できるのではないかとの「夢のような未来設計」もあるんだそうです。

尤もこれは20年~30年後くらいの話だそうですが…。

ミドリムシ燃料の凄いのは「光合成」時に空気中の二酸化炭素を取り込むため、燃焼時に二酸化炭素が発生しても±0に収まる点と、培養単位当たりの燃料収穫量がバイオ燃料(トウモロコシやサトウキビから抽出)のそれより優れている点だそうです。

まさに夢のような話の実証実験が始まるとの嬉しいニュース!!

トヨタも昨日「燃料電池車」を発表したそうですが、技術立国の看板で生き残って行くためには、このような未来に向けた技術開発・投資が必要不可欠だと思います。

中小企業では大手と比べて資金的・人材的に劣る点が多く同じような考え方はできないのかも知れませんが、「未来に向けた投資」例えば社員を外部研修に派遣したり、役員自身が社外の交流会で人脈を開拓したり、社外協力者と技術研究を重ねてみたりetc。それなりにやれることは多いのかなと。

ミドリムシの記事に少し刺激されました(笑)

 



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