事業再生の現場から

大学スポーツ界の勢力地図更新

2019年が始まりました。

皆さま、新年あけましておめでとうございます。

 

久しぶりに事務所に出勤したところ、年始のご挨拶状その他諸々頂戴していたり、年末に「不在」だった宅配便・書留郵便の再配達を手配したりと、新年早々慌ただしい朝を過ごしていました。

年末年始休暇の間に外為市場で急速に円高が進んだりNY株式市場が下落したりと、今年も年初からドキッとするようなニュースが続いています。

今年も政治・経済は、平穏無事には済まない様相のようです…

 

このお正月でスポーツ界には、新しい風が吹きました。

大学ラグビー界でこの10年近く「無敵」を誇っていた帝京大学が大学選手権の準決勝で敗れました。

同校の大学選手権10連覇を阻んだのは、関西リーグ王者の天理大学でした。

来シーズンは帝京大の巻き返しもあるでしょうが、帝京大の「1強時代」に楔が打ち込まれ、大学ラグビー界の「勢力地図」が流動化する事はあり得ると思います。

 

もうひとつは、箱根駅伝5連覇を狙った青山学院大を止めた東海大学の殊勲です。

先行して行われた今シーズンの学生三大駅伝(出雲駅伝・全日本駅伝)に完勝し、距離が長く設定区間数も多い箱根駅伝では、選手層が厚い青学大の圧倒的優位説が唱えられる中での東海大の初優勝でした。

3年前の全国高校駅伝エース区間1区を走った上位10人中6人がごっそり東海大学に入学した経緯から、同校の現3年生を「黄金の世代」と呼ぶのですが、黄金世代が最上級生になる前に「箱根優勝」という実績を挙げた事は、大学入学後の育成も順調であった「証」であったと称賛されるべきだと思います。

これで大学長距離界の「勢力地図」にも変化が出て来るとオモシロイのです。

 

箱根駅伝に関して言うと、私のイチオシ山梨学院大学が総合22位に終わりました。

留学生ニャイロ選手が出走できなかった事や主力の登録漏れ・選手層の薄さ・他校戦力の充実度から、残念ながらある程度予想された順位と戦いぶりでした。

主力選手の卒業や来春入学生の陣容・現有選手層から、来年以降も箱根本大会に戻って来る事ができるのか、平成の終わりと共に同校が箱根駅伝から消え去ってしまうのか、心配でなりません…

 

国学院大学や法政大学など「山」で活躍した選手を擁すと共に、選手層全体の持ちタイムを短縮し総合力を上げた大学の躍進が目立つ大会になりました。

箱根新興勢力の帝京大学は今や「育成の帝京」として知られ、中央学院大学は連続シード権を獲得する「箱根常連校」となりました。

今回シードを失った早稲田大学は(ブランド力で)選手獲得が順調なので来年は巻き返しシード権を覗うでしょうが、上位争いに加われるかどうか…

 

変化はチャンス!!

スポーツ界と同じように、様々なジャンルで努力する人たちに「機会」が訪れる1年である事を期待したい2019年のスタートです ^^) _旦~~

 

 

 



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