事業再生の現場から

願いは叶うと信じることが大切(先人の教え)

お早うございます。

年始挨拶を続けていると、普段はできない仕事以外の事柄をゆっくりお話しする機会が待っていたりします。

昨日がそうでした。

 

10年来の親交があり、仕事面でもお世話になっているX社長に年始のご挨拶を、とX社を訪れた時の話です。

この社長のモットーは「人は願いは必ず叶うと信じて行動する事が大切、想いが強くないと結果はゼッタイ付いて来ない」と言うもので、お邪魔して雑談する度に、いろいろな事を教えていただいています。

 

年末年始に過ごした日々について話が及び、年末に行われたX社の社員忘年会の話題になりました。

スマホで会の様子を動画で見せて貰うと、何やら中小企業の忘年会には似つかわしくない(失礼しました(笑))ハイソな五人組が登場して来ました。

「どうしたんですか、これ? クラッシックですよね?」 ステージ衣装を纏った妙齢のお嬢さん達のバイオリンやチェロなどを力強く演奏している様子が、動画から流れてきます。

「東京芸大の学生にお願いして弦楽五重奏を演奏して貰ったんです。社員と同じくらいの歳の演奏に、若手社員からは“俺たちももっと頑張ってやらないと”的な意見も出てきて、凄い良かったよ」とX社長。

芸大生に繋がる何か特別なルート(人脈)があったのですか、との私の問いにX社長は次のように答えてくださいました。

 

①昨年までの忘年会を見ていて「社員に考えて貰える余興」と与えたいと、半年くらい前からクラッシック音楽はどうかと考えていた事

②どうせギャラを払うなら、地元・東北出身者で演奏機会を欲しているだろう学生に機会を与えたいと思っていた事

 

そう考えつつも、X社長には音大生とのルートは無かったそうです。

ただ「何としても忘年会での演奏会は実施したい」と強く願いつつ、人に出会っては音大生との接点のある人は居ないか…やはり半年くらい掛かったと仰っていました。

 

それじゃあ、どうして音大生と知り合いになったかと言うことですが、ここからはX社長笑いながら事情を話してくれます。

11月の月末近くに工場のある東北地方某市の小料理屋でひとり酒を呑んでいる時に「誰も見つからなくて困ってるんだ」とお店の大将に愚痴をこぼしたところ、「あっそう言えば〇〇さんの娘さんが確か(東京)芸大に行ったとか聞いた事がありました。まだ在学してるかどうか、連絡してみますね」と、天から助けが舞い降りて…。

その大将に芸大生の親御さんを紹介していただき、その後はとんとん拍子に話が進み、X社長の希望が叶い、地元東北出身者5名による芸大生の臨時ユニットが完成、弦楽五重奏を自社忘年会で披露する事ができたんだそうです。

 

俺は「願いとは必ず叶うと自分に言い聞かせて、その実現に向けて動いてきただけ」と謙遜するX社長ですが、海外駐在経験も豊富で、製造業の生産管理や品質管理業務のスペシャリストでもあるX氏が経営するX社の業績は絶好調!!

あとは「人材を育成」し、後継者への道筋をつけるという大仕事が待っているX社長に、年始早々貴重(且つオモシロイ)なお話を聞きましたので、参考にしていただければと思い、ブログネタとさせていただきしまた!(^^)!

 

 



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