事業再生の現場から

どうなる消費税率の引き上げ?

お早うございます。

宇都宮は、6月の始まりらしい曇天模様のお天気ですが、今週中の梅雨入りは微妙なようで、もしかしたら週末の雨で梅雨入りがあるかも…と言う事らしいですね。

5月は後半に全国的に見ても気温の高い日が続き、野菜などの成長に影響があったとの報道もありますが、梅雨が無いと植物の成長にも影響が及び兼ねません。

平年並みの雨量がこの時期、是非欲しいものです。

 

曇天模様と言えば、10月に予定されている消費税率の引き上げはどうなるのでしょう?

中小企業の社長さん達と話をすると、この消費税引き上げ問題は、最近避けて通れない「話題」となっています。

消費税引き上げによって消費が減退し、経済の先行きに不透明性が増すのではないかと、多くの経営者は懸念しているのです。

 

中には「消費税の特例措置へのシステム対応が大幅に遅れているらしい、こんな状態では消費税なんか上げられっこ無い!!」と断言する社長さんも居て、

更には「消費税の再々延期を争点に衆議院を解散して参議院選とのダブル選挙でしょ!!」と自説を説かれる経営者もいらっしゃいます。

「米中の貿易戦争の激化で、日本経済が病気になり兼ねない事態を作って、(衆議院)選挙で民意を問うって言う、もう自民党のお家芸になった“自作自演”選挙は間違いないよ」と、丁寧に政治経済を教えて下さるオジサンもいます。

 

消費税率も3%が5%になり、5%を10%へ引き上げる経過の中で、一時的に8%(現在の税率)で留まっていると言うのが過去の経緯です。

既に我が国税収の根幹を成すまでとなった消費税は、為政者によって、この先も「税率変更」と言う魔法の杖を使われ続ける事になるのだと思います。

法人税や所得税などの「直接税」に比べると、消費税は「モノを消費した受益者が負担する」間接税だから、増税に伴う“痛み”が「収入面」に現れないからです。

「収入」が税金で削減されない代わりに、「支出」する時に課税されるのだから「同じだろう」と思いたくなりますが、そう簡単なモノでは無いようです。

その辺り「国民負担をどうするか」については、政治家の皆さんの信念や信条によるところが大きいのでコメントしませんが、気になるのは、中小事業者の経済環境がどう変化するのかと言う点です。

 

消費税引き上げをきっかけに「需要減退」が発生し、「景気後退」が進行しなければ良いのですが…。

一説では「景気後退」は既に始まっているとするエコノミストもいます。

外は相変わらず曇天模様ですが、先行きの経済情勢にも「雲が掛かりつつある」そんな気がしてなりません。

 

 

 

 

 

 



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