事業再生の現場から

事業再生の代表事例になるか? E社の挑戦

お早うございます。

最近のブログ記事は、世間で起きてる事象やニュースに対する意見表明が多いね♪と、ある方から批評を受けました。

確かに…

自身の身の回りで起きている「実例」を此処で紹介しないで、何のための「事業再生の現場から」というタイトルを使えるのか…(自問自答(-_-;))

ブログ題材として「適切かどうか」は別として、上記の観点から、最近私もコンサルティング以上に重きを置きつつある、ある元経営者の再生に向けた動きを「お話しできる範囲で」紹介して行こうと思います。

シリーズものにでもなれば、ブログネタに困る事もないので( ;∀;)

 

ある元経営者と言う方とは、知人の紹介で知り合いました。

弊社(私)が担当していたA社の社長さんから「資金繰りに困っている会社がある」という事で、紹介を受けたのでした。

私が(当時K社と言っていましたが)K社長と知り合ったのは5 年前で、その時K社は既に2億円以上あった銀行借入金をリスケしているような状況であり、取引業者への買掛金支払にも四苦八苦しているような状態でした。

売上はピークで10億円超あったそうで、当時でも6億円くらいありましたが、借入金割合としたら結構な負担です。

決算書上見た目の自己資本はプラスを維持していましたが、借入金に見合う資産は売掛金+在庫で、気の利いた銀行屋さんが見れば直ぐに「粉飾決算では?」と疑われ兼ねないような内容でした。

このk社長は、この業界では有名人で、k社長がプロデュースする商品を愛用するファンも多く、今でいう「インフルエンサー」に近い存在感を持つ人物です。

がっ「名選手=名監督ならず」と言われるように、現場を仕切るディレクターとしては有能でも、必ずしもマネージャー・経営者としてはどうだったのか…

その答えは、2年後(今から三年前)に現れました。

k社の奮戦空しく、k社は最終的に「民事再生法」を選択して他業態で勢いのあるT社をスポンサーに選択、事業再生の途を歩むことになったのです。

このスポンサー選択やk社の元役職員の処遇条件を巡って、弊社のアドバイスは受け入れられず、k社から離れた経緯があります。

その後k社は新オーナー(企業)の下で、順調に推移していると思っていましたが…。

 

なんとk元社長から、昨年暮れに「k社を辞める事になりました」と私に連絡が来たのでした。(次回に続く)



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