お早うございます。
あっという間にサクラの季節もスギ花粉の季節も終わり、GWも過ぎ去りました。
2025年も既に1/3が過ぎましたが、私のやっている事と言ったら、相変わらず「呑んで食って寝る」だけの日々…
62歳のおっさんが今さら「自分も成長しないと…」とか、大それた考えを持っている訳ではありませんが、それでも日々前向きに生きて行くためには、偶には「ハッ」とするような刺激が欲しい等と「たわごと」を申してしまいました、失礼しました_(._.)_
先日の事ですが、共通の知人の紹介で「金融機関にリスケを申し出ないと資金繰りが回りそうにない、だけど交渉の仕方が分からず悩んでいる」経営者にお会いする機会がありました。
結果としては、その紹介を起点に弊社と取引を始める事となり、現在取引金融機関5行に借入金返済の条件変更(元金棚上げ=返済0)を依頼中で、何とか認めて貰える方向になりました。
この会社も弊社に相談される多くの中小企業と同じで「返済のための借入」を続けて来た結果、金融機関に返済する毎月の借入金元金が600万円を超える水準にまで債務が膨れてしまっています。
社長とすれば「毎月の返済負担は大変だけど、これを止める(リスケ依頼する)と、渋々ながら極々偶に取り上げてくれる短期の運転資金支援も止まってしまう…そうなったら会社は2か月も保たずに倒産してしまう」想いがあったに違いありません。
どのタイミングで金融機関に“ホンネ”ベースで相談すべきか、リスケに舵を切るか、それとも今まで通り我慢を重ねて眠れない日々を過ごすのか…
そういった中で相談に預かった訳ですが、私の考えは「単純明快」です。
現状をメイン行に相談して善後策を相談してみましょう!!
こういったケースで怖いのは「金融機関は業績不振企業を相手にしないので、業績が思わしくないなんて言った途端、融資を引き揚げられるのではないか?」と経営者が独断し、場合によっては「嘘」を着かざるを得ない局面に自身を持って行ってしまう事です。
そうなってしまうと、銀行側も「助けたくても助けられない」局面に陥ってしまいます。
昨今はコンプライアンス遵守の社会的風潮が厳しく、金融機関側から融資取引先によりキビシイ目線が注がれるケースも見聞きします。
このケースでも、過去の赤字が売掛金に隠されているのではないか?と金融機関側からキビシイ目線での質問が飛んで来ていますが、今後「中小企業活性化協議会」の手もお借りして「実態解明」と「事業継続の可能性」を検証して行く事になります。
金融機関側から見ると「おカネを貸してしまった以上、時間を掛けてでも取引先の事業継続の努力を側面支援しながら、最終的には利息も含めて完済を目指したい」というカテゴリーの取引先となっただけで「即回収」となる訳ではありません。
もし資金繰りで悩んでいらしゃる中小企業経営者がいらしたら、その辺りの理解は間違えないようにした方が良いと思いますね。
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