事業再生の現場から

令和のコメ騒動にエース登場!?

昨年来小売価格が倍増して、備蓄米を毎月のように放出しながらも、尚鎮静化する様子の見えないコメの小売価格…

農政を主管する農林水産大臣の舌禍もあり、次の司令塔に誰が座るのか注目されていた大臣ポストですが、昨日、小泉進次郎氏が就任しました。

私は、神奈川県横須賀市を中心とした選挙地盤を持つ小泉新大臣に「農林水産大臣?」のイメージを持ちましたが、自民党・農林部会の会長経験者でもあるれっきとした「農林族」のお一人でもあるそうです。

「小泉構文」と揶揄される場面もありますが、元総理大臣を父に持ち、自身も「歯に衣着せぬ」発言で何かと注目を集める若手政治家リーダーの一角です。

人気者故に選挙にも強く、選挙時のJA・全中絡みの支援無くても自身は盤石の選挙戦を戦えるだろうという強みが、新大臣のストロングポイントであろうと思います。

 

冒頭に書いたように、これだけ備蓄米を放出しているのに、末端の小売店の店頭に届いたおコメの量は僅か20%にも満たない水準なんだという事です(先月末時点での話のようですが)。

結果として小売店での米価は相変わらず4,500円~4,800円/5㎏と高値で膠着状況にあり、5,000円を超えるおコメも流通しているとか。

いったい誰が陰で笑っているのか? 

「需要があれば(備蓄米は)無制限に放出する!!」早速、小泉節が炸裂しました。

大臣VS農政既得権者の戦いのゴングが打って鳴らされたような昨日の就任会見でしたが、効果は如何に…

生産者も消費者も「突然」降って涌いたな混乱に巻き込まれた今回のコメ騒動、専業中間業者の「闇」が解明・解体され、透明且つ持続可能な生産-流通体制を再構築できるのか、新大臣の手腕に密かに期待しています。

相場は需要と供給によって「原則的には」決まって欲しいですからね。



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