事業再生の現場から

ほらね、やっぱり!

昨日に続いて株の話題で、恐縮ですが…。

「金融緩和」の恩恵が直接的に及ぶ事象として、昨日「金融相場」について書きましたが、案の定と言いますか、昨日の東京株式市場は立ち合いから(買い注文が殺到して)なかなか値が付かず、午前中には一時前日比600円近くまで平均株価が上昇しました。

終わってみれば、190円余の値上がりに落ち着きましたが、日経平均株価は今週中盤から終盤に掛けて、実に800円も騰がった事になります。

私が「ほらね、やっぱり!」と言いたいのは、昨日の値上がりではなくて、前場急進した後、午後も高値を維持できた銘柄と始値が高く徐々に値を下げる銘柄があったことです。(寄り付きがその日の最高値になることを、寄り天と言います(笑))

どういう事かと言いますと…。

昨日私は、日銀の金融緩和に反応して活発化する株式市場を「金融相場の様相」と表現しました。

そして昨日の相場結果はどうだったかと言いますと、「金融緩和」の恩恵を強く受けるであろう“不動産関連銘柄”や“金融機関・ノンバンク銘柄”等の内需関連株が一日を通して高値を維持する一方、始値こそ市場の「全面高」の雰囲気の中で買い進まれた“電機や精密機械”等かつての日本を支えてきた代表的なセクターに、「好機」とばかりに売り注文に押され、結局前日比マイナスに沈んだ銘柄が多かったのでした。

不動産・ノンバンク等は「資金調達が平易になる点」や「調達金利の低下」、直接的な不動産価格の値上がり等々買われる理由が大ありです。

ですが、電機や精密機械業界等製造業関連銘柄に関しては、保有資産の含み益拡大や金融緩和で「円安」に振れる事でのメリットは別として、基本的に「消費」が回復して「実需」が先行き上昇するとの見込みが無いと、業績回復に繋がり難いと思います。

日銀の大胆な「金融緩和策」が奏功するようになれば、いつかは「業績相場」と言われる株高局面も登場するかも知れませんが、まだ今の段階ではそこまでの日数などを図っても意味のない事です。

「金融相場だから、不動産・ノンバンクは買い」反対に「一旦騰がったのを見た電機・機械は売り」

昨日の朝の段階でこう予想して、実は(昨日に関しては)その通りになりました。

ただ致命的に私に不足しているもの、それは「実行力」でした(涙)

まぁ、たまたま予想が当たったもの(笑)

ぼちぼち行きましょう。 ぼちぼち…。

 

 



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