事業再生の現場から

街角景気ウォッチャー

昨日久し振りに馴染みの不動産屋さんを訪れ、暫く振りで情報交換をして来ました。

私が良く「油売り」と称する“お茶のみ話”の相手をしてくださるのは、銀行時代から20年余の付き合いになるN社長です。

地方都市の街中で不動産屋さんを経営するN社長は仲間の面倒見が良く、事務所には入れ替わり立ち代わり色々な人達が寄って来る“溜まり場”としては格好の場所の場所なのです。

「最近どうですか、○○市の景気は…?」と私

「相変わらず良くないよね、不動産も一部業者が動いているだけで、総体としてはダメなんじゃないかな」とN社長。

賃貸用アパートの募集要項をせっせと入れ替えする手を止めて、いろんな話を教えてくれます。

「これはD社(大手不動産会社)管理物件の資料なんだけど、どこも値下げラッシュだもの…。大家さんは可哀そうだよ、築4~5年で65千円くらい取れていた家賃が50千円を切っちゃうんだもの、D社の家賃保証ったって、値下げした場合は値下げ後の家賃を保証するって制度だから、大家は騙されちゃったようなもんだよ、ホント。D社の社員なんて大家との値下げ交渉で精神的に参っちゃうんだろうね、どんどん辞めてるからね…」

なるほどぉ、建物リースで悪名高いD社の家賃保証システムの実態はそういうもんですか。

「それからね、最近は“ガテン系”のお兄ちゃん達をファミレスで見るようになったね。ほらぉ、ちょっと前まではコンビニの駐車場とかに腰を下ろして食べてたりしてたじゃない? それが最近は景気が良くなったんだろうね、ファミレスでも良いモノ喰ってるよぉ。これから東京オリンピックだろっ、暫く“ガテン系”は良い筈だよ」

さすが、鋭いN社長。見ている所が違う。

報道各社が調査発表する街角景気調査より、ずっと信憑性が高い(と私は思いますよ)。

「だけどなんて言っても東京だよなぉ、地方は景気が上がらないもの」とN社長。

でも「仕事は東京であっても、住まいは地方。これが最高の贅沢じゃないの!」で意見が一致。

余暇の過ごし方に話が及ぶと「日本百名山」を取り出し(頂戴しました)「ヤマは良いよぉ~」とN社長。

近くの山から挑戦しようかなぁ♪

 

 

 

 



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