事業再生の現場から

太陽光発電バブル?⑥

売電買取申請はしたものの、実際の設備投資を見送り(?)開発許可件数に比べて実際の設置件数が増えていない等、問題を指摘されている太陽光発電所ですが、私の身の回りでは「あれっ、此処も太陽光? あっちもかい?」と、栃木・群馬・茨城の北関東三県を車で移動していると、その開発工事の多さにビックリします。

昨日も、栃木県北のある街を3月振りくらいに走っていたら、道路脇で南側に斜面が続く杉林の一部が綺麗に伐採され、そのなだらかな地表が艶かしい姿を晒していました。つい先日横を通った時に「花粉が飛ぶんだから間伐でもするか、でもなきゃ枝おろしでもして貰いたいよなぁ、あーぁ、県内の杉・檜林の枝おろしをするためだったら、税金増やしても良いのに…」なんてブツクサ言いながら眺めていた山林です。

目的としていた取引先A社(土建屋さん)で聞いたところ、やはりその山は太陽光発電所建設のために伐採されたそうで、土木工事はその街でも最大手の建設会社、B社の受注が決まっているそうです。

面積にしてどれくらいあるでしょう? たぶん3haくらいあるのかしら。

A社長曰く「3haはあるでしょ。調整池を作ったり山の一部を崩して整地したり、数億円掛ると聞いてるよ」

私「へーぇ、凄い規模ですね。社長ンとこもB社から仕事出して貰えば?」

「そんなことしたらC社から仕事貰えなくなっちゃうよ、今回は指を咥えてないとね。でもかなり安く取ったらしいから、下請で入ってもあまり旨味はないと思うんだよね、まぁBさんのグループのお手並み拝見という事でさぁ」と社長。(B社とC社はその街で凌ぎを削り合う地場ゼネコンの双璧なのです)

年度末の締切で目一杯忙しくしていたうえ、4月に入ってからもそこそこ仕事を切らさないで取れているA社は、材料代の値上げや人件費の上昇を睨み、無理な受注は回避する方針です。(資金繰りにもだいぶ余裕が出て来たので、赤字覚悟の受注をする必要がなくなりました♪)

「まぁ、あまり無理しなくても、太陽光関連で土木に入ってくれという話は、複数出てるんですわ。今は様子見です。お陰様でうちレベルでも仕事を選べるようになったんですから、リンクスさんに感謝しないと…」

あれっ、私褒められちゃいました?

太陽光関連の投資、大歓迎です。

栃木県に是非、投資をして頂きたいものです♪

 



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