事業再生の現場から

北朝鮮の暴発はあるのか?

唐突ですが、いきなり何だよ??という話題から、書いてみます。

来月末までの予定で、米韓合同演習が韓国で行われているそうです。

上陸用舟艇が派手な煙幕と共に海岸線を突破する映像は、迫力満点ですね。TVニュースなどでご覧になった方も多いかと思います。

国連制裁が続き、国内経済の混乱が続く北朝鮮では、この米韓合同演習に神経を尖らせているようで、近く核弾頭が搭載可能なミサイルの発射実験を行うと発表したようです。

核ミサイル開発路線を暴走する北朝鮮を牽制しようと、米韓の軍事演習は朝鮮戦争停戦後最大規模で行われていると報道されていますが、米韓に対して北朝鮮は一歩も引こうとせず、ますます先鋭化している印象です。

世の中には「まさか…」ということもあります。

常識的に考えれば、経済力や兵器の近代化で劣る北朝鮮が、米韓に対して武力をもって挑戦する可能性は非常に小さいと思われるのですがね。

 

歴史は繰り返す…と言います。

この頑な北朝鮮の姿は、戦前の日本の姿に重なります。

世界恐慌で疲弊した日本国内の矛盾(農村部の疲弊、財閥跋扈・政治家の腐敗等)を大陸進出で問題解決を図ろうとしたのが、戦前の大日本帝国です。「満州国」は日本の大陸進出のアダ花だとも言われます。

五族協和・王道楽土を唱える満州国には、日本国内から多くの開拓者が送られたそうです。

帝国主義の国家理念は植民地支配の拡大にありますが、欧米各国は日本の大陸進出を非難、結局日本は国際連盟を離脱し経済封鎖に追い込まれ、やがて「自衛のための戦い」に追い込まれて行きます。

まさに、国連(国際連合)から先軍主義を非難され経済封鎖が続いている、現在の北朝鮮に重なります。戦前の大日本帝国の置かれた状況に酷似していると言わざるを得ません。

 

終戦後、「無謀な戦い」と総括された先の大戦ですが、戦争に向かって行った背景には「国際的な孤立」が招いた経済問題が大きく影響していたと思います。

普通に考えれば、朝鮮半島で「有事」は起こらない、起きて欲しくないのですが、万万が一北朝鮮の指導部が「破れかぶれ」になってしまえば、軍部は従うしかありません。

心配のし過ぎでしょうか(((^^;)

 



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