事業再生の現場から

デカップリングという聞きなれない言葉…

お早うございます。

新型コロナウィルス関連ニュースが相変わらず続きますが、世界的には「アフターコロナ」を見据えた動きが始まっているようです。

標題にした「デカップリング」(某メーカーのプリンでは無いようで(笑)、経済活動や市場の分断、切り離しと言う意味で使うようです)という言葉が経済界では囁かれているそうで、先進国は各国とも他国に依存し過ぎた市場・調達等交流交易を見直し、世界規模で連動する経済交流から「いち早く離脱しよう」とする動き全般を示す用語だという事です。

例えばアメリカと中国という超大国で火花を凝らしていた「貿易戦争」(関税率の引き上げ競争)やイギリスのEU離脱等、新型コロナウィルス騒動が始まる前から、そういった動きは見えていました。

 

今回のウィスル騒動でも品不足が問題になっている「不織布マスク」や「除菌剤」も、世界の工場たる中国一国に生産拠点が集中し過ぎた事による反動と、各国首脳・経済界のリーダー達も理解しているのでしょう。

ここに来て「世界的なコロナ禍は中国政府の情報隠蔽等初期対応の拙さに責任がある」として、再度関税率引き上げに動こうとする米国大統領の発言があったり。

わが国でも「経済のコメ」と言われる「半導体製造工場」を国内に再度誘致しようとする経済産業省の動きがあると、某一流経済誌が特集を組んだりと世界経済の「デカップリング」を見据えたような動きが垣間見れます。

 

さて世界的にはそんな大きな動きがある中、私たちは自分の事業・会社を守るためにどんな事に気をつけ、どのような対応をすべきなのでしょうか?

正直言って、私には分かりません…

前回の記事と矛盾しますが、経済活動・事業経営からの「撤退」(廃業・倒産)を防ぐには、手元資金を潤沢に持つしかありません。

事業体への「キャッシュイン」手段としては、売上・融資・助成金等々ありますが、これは各方面からの案内も多く「窓口」担当者も頑張ってやってくれています。

売上は経営者の創意工夫で「やるべきことをやる」「まずやってみる」が必要でしょう。

そして事業体からの「キャッシュアウト」を極小化する努力も…

「アフターコロナ」が私達にも目前に迫って来ています。

経営者には、平常時以上の「想像力」と「行動力」が求められていると、私は思います。

 

 

 



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