事業再生の現場から

政府の賢愚は予算の使い方次第で…

お早うございます。

週末のニュースも、相変わらず新型コロナウィルス騒動に関する報道が殆どです。

今週は「緊急事態宣言解除」後の国民外出動向と、解除後の二次感染拡大懸念についての討論・論評が多かったようで。

最近では「With コロナ」この新型コロナウィルスと長く付き合って行くしかないんだ、という声も多く上がっているところです。

 

ところで、今朝のニュースで「ロンドン(英国)のある大学では、新型コロナウィルスの感染者を嗅ぎ分ける“探知犬”の訓練を始めた。探知犬の訓練には6~8週間を要す見込みで、イギリス政府はこの訓練研究に日本円で6,000万円の予算を投入。実用化できれば250人/時間の人数を嗅ぎ分ける事ができ、空港での活用を想定している」との報道が耳に入って来ました。

犬の嗅覚は人間の6,000倍とも言われます。

現に「警察犬」や「麻薬探知犬」として、犬の鋭い嗅覚が人間の生活に役立っている事は、皆さんご存知の通りです。

最近では「がん患者」の臭いをかぎ分ける研究も始まっていると、報道番組か何かで見た事もありますが、新型コロナウィルスの感染者が「探知犬」の能力で嗅ぎ分ける事ができるようになったら、スピード・コスト・運用の平易さ等々、現在のPCR検査を凌ぐ事ができるでしょう。

本格的な病理検査にはPCR検査が必要ですが、第一段階で感染疑いある者を「見分ける」目的ならば、まず十分な措置だと思います。

感染防止という目的のため、感染者を特定し人混みから「隔離」するためには、凄く良い発想だと思うし実現の可能性も高そうです。

 

一方で「何とかマスク」という布製のマスクを全家庭に2枚ずつ配布するとした我が国の政府…

予算は数百億円に上ると言うのに、配布後に「人毛やごみ」が混入していたり新品なのに「着色」があったりと、製品そのものにクレームが続出、結局検品体制が全くなっていない事が分かって、その検品を他業者を使って再チェックする羽目に…

その「検品代金」も払わされるのは、結局国民になるのです。

しかも「何とかマスク」が届く前に、お手製マスクや不織布マスクの市場還流で「マスク不足」は、ほぼ終息。

でも政府支給のマスクは東京都と大都市圏の一部だけに配布されて、全国に行き渡るにはまだ日にちを要すという有り様…

 

400億円超の予算を投じて「マスク不足に困っている国民の皆さん、安心してください。各家庭に2枚ずつの布製マスクを配りますから、これでもう安心です」と豪語した我が国のトップと(失笑した海外メディアと頭を抱える国民)、6,000万円を投じて次の感染症予防に有効な手立てを低予算で準備しようとする英国政府。

政策立案者の頭の中を覗いて見てみたいと思うのは、私だけでしょうかねぇ(*_*;

 

 



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