事業再生の現場から

T氏の憂鬱

私の斜め前で執務するT氏はプロレス好きの熱血漢で、日々取引先周りに余念がありません。

彼はブログでも紹介していましたが、お客様のために此処数か月かけて纏めようとしていた事案が最近うまく行ったという事で、そのモチベーション&自信たるや、右肩上がり赤丸急上昇といった処でしょうか(笑)

そのT氏ですが、実は昨日の朝事務所で珍しくボヤく事しきり…。

「先月から今月にかけて金融機関が(融資の)約束(の期日)を守らない案件が5件もあったんですよ~!!」

面倒見の良い隣のなべちゃんが「約束守らないってどうゆうことよ?」と即反応。(私はブログ=CX5ネタに没頭中(笑))

「最近多いんすよ、この手の話が。顧客と約束した(融資)実行日を平気でスルーしちゃうんですもん(怒)」

「原因はなんなの?」となべちゃん。

(私ブログ&佐藤のメールキーを叩く音を尻目に二人の会話が続く…)

「事務怠慢ですよ、段取りが悪すぎです。もう少しお客の方を向いて商売しないとダメッすよねぇ」と地元金融機関の対応を本気で心配するT氏。

槍玉に挙がったのは複数の金融機関で、いずれも実行日までに充分な説明と時間が(銀行)担当者にはあったらしく、通常のスピード感を持って案件を進めれば“お釣りがくる”くらい余裕のある日程を組んでお願いしていただけに、彼としてはとても残念だったようです。

(私達は自分自身経験あることなので、このくらいの案件だったら○日とか△週とか、仕事量を捌く大まかな計算ができるからこう考えてしまうのでしょうけど)

「どうせ最終的に実行するんだったら、きちんと約束した日限を守ってやってあげれば、お客さんだって喜ぶのに…」と、こちらは商売っ気のあるなべちゃん。

顧客サイドに立ってみれば、銀行に「月末実行予定で借入1,000万円」の申込みが受付されれば、1,000万円は当座(普通)預金に入ったものとして資金繰りを立てます。

その「約束」が「見込み」になってしまうと、大変な事になってしまうのです。

T氏の担当先での資金調達も一部はまだ続いているようです。

T氏の憂鬱は当面続きそうです。

ブログネタを提供して貰った形の私は!(^^)!ですが(笑)

 

 

 

 



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