事業再生の現場から

円安倒産が…

来週日曜日の衆議院選挙投票を控え、政策論議が活発に行われています。

「アベノミクスの信任」を旗印に選挙戦を優位に進める与党ですが、一方では与党大勝の予測を受け、円安が止まりません。

110円を突破した際に「次は120円がターゲットになる」と誰もが思っていたと思いますが、あっと言う間にあっさり、120円を突破しちゃいました。

輸出企業には「フォローの風」でも、原材料を輸入に頼る企業、特に中小企業からは、もはや「行き過ぎた円安は結構」との悲鳴に似た声が聞こえて来そうです。

食品製造業、住宅関連の企業等の原価高に苦しむ声が、耳に届くようになって来ています。

それから4月に騰がった消費税の影響から「買い控え」とでも言うのでしょうか、モノの需要がどうも盛り上がっていないような気がします。

車や住宅、家電製品等の大型耐久消費財、更には食品や日用品などでも「節約志向」が、未だ優勢なのでしょうか。

自動車各社の発表では国内自動車販売台数の前年割れが続いているようですし、家電量販店の駐車場を見ると、ボーナス時期であるにも関わらず、空きスペースが目立ちます。

金融緩和の影響で、銀行は貸出する資金量は潤沢にあるようですが、審査姿勢が緩くなったとは聞こえて来ません。

円安が原因となった倒産事例が増えているとの情報もあります。

安泰なのは税金で喰ってる政治家だけ…

なんてことの無いようにして貰いたいものです。

 

 

 



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