事業再生の現場から

地銀は生き残れるか?③

お早うございます。

出張に感けてブログをサボっていましたが、今日は宇都宮からスタートします。

久し振りに連休を挟んで「充実したネタ」?を披露して行きたいと思います。

昨日の朝刊に、横浜銀行と東日本銀行の経営統合の記事が載っていました。

地銀随一の規模と実力を誇る横浜銀行が、ついに「地銀再編」に動き出すのか?と、金融業界に一石を投じる話題となったようです。

東日本銀行は、元の「ときわ相互銀行」です。

私は、飲み屋さんなどの飲食関係に強い銀行、というイメージを持っています。

今は少し違うのかも知れませんね。横浜銀行、東日本銀行ともトップは、旧大蔵省出身の天下り頭取だそうです。

今回の経営統合は、いきなり「合併」話ではないようで、東京都民銀行と八千代銀行と同じように「〇〇HD(ホールディングス)」のような持ち株会社を作り、その傘下である程度今の組織の良い点を踏襲しながら的な「経営統合」になるのでしょう。

両行合わせると総資産は、20兆円に迫る規模になるようです。

地方銀行が「オーバーバンキング」状態にあり、その是正の必要性が今年に入って特に強調されています。

現に地銀の主な収益源である資金利ザヤは、年々減少傾向にあります。

収益力も徐々に細って来ているのが現状です。

今回の横浜銀行の案件は、「小手調べ」レベルでしょう。

首都圏の有力地銀・千葉銀行や常陽銀行、静岡銀行などが絡む案件が、続々と続くと見ていますが、その成果は如何に?

暫く注目して見ています。

 



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