事業再生の現場から

50年後の人口…覚悟はしてたけど

厚生労働省が日本の人口予想を発表した。

それによると、2015年に12,700万人だった国内人口が、38年後(2017年を基準にすれば36年後)の2053年には1億人を割り込み、50年後の国内人口は8,800万人になると言う。

しかも人口構成の中身がスゴイ!!

65歳以上の高齢者(私はもうこの世には居ないが)人口は、現在も50年後も約3,300万人で殆ど変らないと予想する一方、15~65歳の生産年齢人口は、7,700万人から4,500万人に激減。

さらに15歳未満の人口は、約1,600万人から900万人未満へと大激減…

若年人口が減少すると言うことは、出生数も減少することに繋がるので、日本の人口減少には「拍車が掛って行く」事になる。

 

古代中国などでは、君主や国に貢献すると(いわゆる功臣というやつです)、邑(むら)や戸畝を切り分け「恩賞」として部下に遣わす習わしがありました。

日本の武家社会でもそうですね、「封建社会」の「封建」とは、土地や邑畝などを「安堵」「追認」する代わりに、臣下は主に忠誠を尽くすという考え方が基本になっています。

邑や戸畝とは、とどのつまり「人」です。

人口の多い邑(村)を傘下に収める事ができた領主は、人の力を使って生産物を大量に作り出し栄える事ができるし、他の勢力との争い(戦争)の上でも非常に優位に進める事ができます。

古代「人口」とは「力の源泉」そのものだったのです。

 

現代において、人口=国力という単純な考え方はできませんが、それでも人口を多く抱える国、人口増加途上の国には「勢い」があります。

経済成長過程でも「人口ボーナス」は、力強い成長の牽引役となるのです。

 

その人口が急減して行く我が国・日本

これから50年,100年経過して行く中で見ざるを得ない事象には、どんな事があるのでしょう。

怖ろしい話です、現実ですが…

 

 



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