事業再生の現場から

セブンイレブン向け野菜工場の稼働

お早うございます。

今日は11月29日、良い肉(いいにく)の日です。

年に1度の“良い肉の日”ですから、今夜はお肉を「煮たり・焼いたり・揚げたり」して食べるご家庭が多いんじゃないでしょうか?

お肉屋さんは当然として、各地の総合・地場スーパー各店も、本日の目玉は「お肉」一色だと思います。

 

ところで良い肉の日に相応しい話題かどうかは別として、国内最大のコンビニ・セブンイレブンが、納入業者を通じて(神奈川県・相模原市)、サラダ用リーフレタス等を生産する野菜専用工場を来年1月から稼働させるというニュースを見つけました。

玉川大学が研究して来たLED電球を活用したリーフレタス生産を担う植物工場が、西松建設㈱との合弁会社によって商業ベース化されている事は知っていましたが(以前その関係者から植物工場で生産したリーフレタスを頂戴した事があるので…)、セブンイレブンのような“超”の着く販売チェーンが植物工場を持つとなると、一気に国内に植物工場が広まる可能性が出て来ました。

記事によるとこの工場がフル稼働すると、1日約3万トンの野菜が生産されるそうですが、これはサラダ7万食に相当する量だそうです。

天候に左右されがちな農産物が、工場内の安定した環境で生産されるようになると、消費者は無論ですが、中間に介在する流通業者の経営も安定するでしょう。(ばくちのように“一か八か”を判断する機会が減るからです)

 

セブンイレブンのように巨大な店舗網を持つ流通業者であれば、7万食/日は首都圏の店舗だけで難なく消化してしまうでしょうし、これが成功すれば、中京圏や近畿等人口が比較的集積した地域で、第二第三の植物工場が必要になって来ると思います。

人口減に伴い国内需要が漸減して行く中で、ゼネコン各社にとっても有望な市場になるかも、です。(本命は植物工場の輸出なんでしょうけど)

 

そのうちモヤシ・豆苗、キノコ類のように、完全無農薬で洗わないでも食べられる野菜が、私達の食卓を彩る日が来るのかも知れませんね。

 



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