事業再生の現場から

忖度=悪ってイメージだけど②

昨日に続いて

実際、「忖度」って言葉では教育されませんでしたが…。

その昔、銀行での新人研修では「上司が何を考え、何を欲しているのかを推察して行動する事が大切なのです」と教えられてもいましたし…

「指示待ち人間は要りませんから…」と教育されてきた、私達を含む先輩方や後輩達。

まさにこれって今でいう「忖度」なんじゃね(笑)

 

確かに「気の利いた人」「使える人」「目から鼻に抜ける人」と言われた銀行が認める「優秀な人材」とは、敢えて上司上職者が指示・言及しなくても、きちんとした「実績」「成果」を残し続けられる人でした。

人が行動するには「動機」が大切だと思いますし、「実績」を残し続けるには「企図力」と「行動力」が欠かせません。

不断の努力と言うのは、そのため(実績を残して自己実現を目指す事)にするようなものだと思いますし、成果に対する評価なり褒賞が無い事には、人はなかなか動くものではありません。

 

少し脱線してしまいましたが、民間の事業においても「忖度」、ここでは上司や同僚の意を酌んで配慮・行動する事を意味しますが、これはお互いが、気分良く楽しく仕事をするうえで「必要な」能力だと思うのです。

「忖度」が全く無く、社員・構成員それぞれの個性がぶつかり合う組織を創造して見てください。

纏まった組織運営で諸問題に対処すべきところ、相手の気持ちを思いやる配慮が全否定され、構成員の意思疎通に齟齬が生じるような状況では、纏まるモノも纏まらないでしょう。

 

組織の力=人の和で海外勢と伍して戦い、今日の経済的発展を遂げてきた我が国の戦後復興~現在を想うと、良きも悪しきも、組織内外での「忖度」は決して無くならない、と思わざるを得ません。

少なくても「政治家」や「高級官僚」など「税・公金」に絡む立場にある方々には、民草どもがどう受け止めるのか、考えていただきたいところですが、ね。

 

 

 

 



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