事業再生の現場から

品薄のトイレットペーパーを目の当たりにして

新型コロナウィルスの感染防止を目的とした小中高校の授業停止が今日から始まりました。

通勤途中(車)でいつもなら見かける高校生達が今日は皆無、きっと部活動とかも禁止なのでしょう、弊社周辺にはマンモス校を含めて複数の私立高校があるのですが、学生の姿は全くありませんでした。

そう言えば、昨日家内のお付きで行ったスーパーでも「トイレットペーパー」「ボックスティッシュ」「キッチンペーパー」等の紙類は全て「売切」の表示と「お一人様一個」のプレートが下がっているだけでした。

数日前から「買い溜め」や「買占め」が行われていたようで、「紙マスク」に続いての品切れ状態に、我が相方は「次は何が品不足になるんだろうねぇ…」等と呑気に構えていました。

 

政府は「デマの拡散」により消費者が慌てる事の無いよう「冷静な対応」を求めていますが、現実問題として在庫が空っぽになって次の入荷予定の告知の無い商品棚を見ると「付和雷同」してしまう多くの市民の気持ちが分かります。

他人の事はどうでも、先ずは自分たちが生き残らないと…追い込まれてしまうと、綺麗ごとを言っている場合ではなくなるのです。

今回の品薄騒ぎは「デマの拡散」(本当にデマかどうかは分かりません、現に紙マスクはもう1月以上も品薄状態が続いているのですから)が悪い・問題なんだでは無くて、そういう風潮・雰囲気になるまで消費者心理を不安に陥れた為政者の判断が問題なんだと思います。

それらの生活必需品が「生産能力に何ら問題無く」「在庫もたっぷりある」と言うのなら、その様子を消費者にオープンにするとか、それらの物流サービスを最優先で行うとか「目に見える成果・形」を示さないと…

需要を上回る供給量がきちんと確保されている、という「言葉」だけでは消費者は信用しないでしょう、現実問題としてスーパーの空き棚を見てしまえば…

 

マスコミを懐柔或いは恫喝しての言論統制は得意でも、危機管理能力と言う点では、現政権へ「合格点」を付ける国民がどれだけいるか…

焦ったリーダーの「鶴の一声」に、下僚が右往左往なんて。

笛吹けど踊らず、なんて事にはなって欲しくありませんが。



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