事業再生の現場から

円滑化法が終わって1年

お早うございます。

昨日の雨も綺麗にあがって、本日は晴天!(^^)!

午後から風が吹いて花粉が舞い散りそうですが、気持ちの良い一週間のスタートとなりました。

 

今日で平成25年度が終わり、明日から新年度入りです。

学校も職場も新入生を迎えたり、異動や昇進等人事も変わったり、それに伴って歓送迎会が開かれたりと、バタバタする季節の到来でもあります。

それに桜の花もすぐに満開ですし、うきうき・ばたばた、落ち着くのに少し時間が掛りそうです。

 

昨年の丁度今頃は「中小企業金融円滑化法」が期限到来となり、今後中小企業の資金繰りはどうなるか?心配されていましたが、1年が経ってみて振り返ってみると、景気拡大の恩恵を受け、中小企業の景況感もそれ以前より「良くなった」と感じている経営者が増えているようで、“円滑化法終了と共にバタバタと倒産が増えた”という事象は起こりませんでした。

法律は期限満了となった一方、金融庁の後押しもあって、金融機関の現場では「無理な見極めは回避」する姿勢が目立っていました。

何を見極めるのかと言いますと、「取引先再生可能性の有無」です。

 

ところが、そろそろ「潮目」が変わりそうです…。

金融庁幹部も、金融機関による取引先選別の動きに「待ったを掛ける」というより、自然体に任せる方針に転換すると思われます。

政治の思惑と政策的な支援で守られてきた中小企業の資金繰りの補助車が、いよいよ外されそうな感じです。

冷静な経営判断を続けて行くために「資金繰りの安定」は、必要不可欠な要素です。

リスケ支援を受けて「現状に満足している」だけでなく、「その先」を見据えた対策が必要になって来るとみています。

 

 

 



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