事業再生の現場から

ソフトバンクグループM&A戦略の行く手に見えるモノ…

ソフトバンクグループ(SBG)の孫会社にあたるZホールディングス(ZHD=旧ヤフー社)と、LINE社との経営統合案件のニュースが、昨夜飛び込んで来ました。

今朝のニュースでも「一番」で報道したTV局が多く、経営統合によってIT企業間の勢力図がどのように変化して行くのか、世間の関心の高さが裏付けられました。

ZHDによるZOZO買収の報があったのは、まだ2か月前の事でした。

そして、ソフトバンクG本体の決算が赤字に転落、組成するファンドを通じて投資する米国・ウィワーク社への追加投資を巡って、孫会長が「反省の弁」を述べたと伝えられたのは、つい先日の事でした。

その時に孫氏は「反省はしたが、委縮はしていない」と語ったと伝えられていましたが、今般のLINE社への投資が、まさに「全く委縮はしていない」との言を、行動にて示した事なのでしょう。

 

ZHD(ソフトバンクG)が目指しているのは、国内ITと各種サービスの一体化だと言います。

特に流通・金融等で先行する米・Amazon社や楽天Gに追いつき追い越すのが、当面の目標のようです。

無料アプリLINEは、私も利用させて貰っていますが、国内で7,000万人の利用者がいるそうです。

この利用者の通信を介在する事で得る「情報」の数々の価値は、金額では換算できないくらい高いモノだと思います。

あとは、これらを分析・活用する方法と適時・適切な提案を考え…など、事業者にとっては「涎の出る」類の非常に貴重な、言わば「富の源泉」とも呼べる情報源です。

 

この経営統合にソフトバンクGが幾ら使う(投資する)のか分かりませんが、一部を「株式交換」で行うにしても数千億円単位の現金が必要になるでしょう。

上記のように「非常に価値のある買い物」ではありますが、この買収によって生じる同グループの負債増を心配する投資家も少なくない筈です。

ですが、株式市場は、やっぱり「積極的な経営者」を求めています。

携帯電話事業に進出するのに英・ボーダフォンを買収した時に負ったソフトバンクの借財は、2兆円超でした。

ソフトバンクは元々がM&Aの会社、投資の会社です。

当面目指しているのは、Amazon・楽天からのシェア奪取だと思いますが、グループ本体やZHDを使ったM&A戦の勢いは全く衰える事なく、孫氏の言うように「全く委縮していない」ようです。

Amazon・楽天の背中だけでは無く、世界規模でもっと大きな獲物を狙っているであろう、SBGの動向にはまだまだ驚かされる事がありそうですね(*’▽’)

 

 

 

 

 

 



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