事業再生の現場から

不動産投資にハマった結果…①

先達て紹介させていただきましたが、関西某都市からオンラインで相談に訪れた方から「私の事例を皆さんに知って貰いたいので、是非村上さんのブログで紹介して!!」と改めてリクエストがありましたので、今日の「お題」は、この方(仮にDさんとさせて貰いますね)の実例紹介という事にさせていただきますね。

Dさんは現役のお医者さんだと言います。

現在40代のDさんは某中核病院に勤務する「勤務医」ですが、開業する気は全く無いのだそうです。

「新型コロナウィルスの感染防止で医療現場は大変でしょう」と水を向けると、「大変なのは毎日の事で、コロナは時間が解決してくれるけど、それ以上に医療制度そのものの疲弊が酷く、医師は将来性がない職業だ」と仰います。

何を仰います。

優秀な頭脳と現場で蓄積したノウハウを人命救助に使えるなんて「男気」をムクムクさせてくれる職業じゃないですか( `ー´)ノ

 

その勤務医のDさんが、不動産投資を始めたのは35歳になって間もない頃だから、今から10~11年前の事のようです。

あっ、言っておきますが、今日のお話は「不動産投資」に絡んで銀行から融資を受けたけど…その後の経過と顛末は…、という内容です。

 

不動産投資に明るいと言う同じ医大・病院勤務時の先輩の勧めで「不動産投資セミナー」に参加し、その主催する業者物件を手始めに購入、開始直後は分譲マンション(中古)への投資が大半で、それなりにオイシイ思いもしたそうです。

ただ不動産投資歴が増すに連れて様々な不動産業者から持ち込まれる物件の大型化・高額化が進み、単体で5億円を超える商業ビルや”カボチャの馬車”で有名になった「シェアハウス」への投資もやってしまったそうで…

ほぼ全ての物件には物件取得時にお世話になった銀行の「根抵当権」がバッチリ付けられているとも仰っています。

お医者さんと言うので「高給取り」のイメージがあり(実際そうなのだと思います)、リスクのある不動産投資に踏み出す必要なんかないじゃないか?と思われる方もいらっしゃると思いますが、私も銀行に居た時には「士業の投資好き」は何度も経験しています。

要は「働けなくなった時が心配」(会社員と違って基本個人事業主的な考えが士業センセイ方の共通認識です)なので、稼いでいるうちに将来の「不労所得」(家賃収入など)をどうやって用意して行くか、という点に執着する士業センセイが多いんだと思いますね。

話が横に逸れてしまいましたが、D先生は現在勤務医としての収入が2,500万円、家賃収入が3,000万円余に対して、銀行からの借入金が10億円を少し上回るくらいだと仰います。

それじゃあ、借金10億円に対して所有不動産の価値は「時価でお幾ら?」って言う事を聞きたくなります。

センセイの声を聞いて私は耳を疑いました、えーっホントですかぁ。

 

話が長くてスミマセン、続きは次回という事にさせてください。

因みにD先生が弊社へ連絡いただいた直接のきっかけは下記ブログだそうです。

古い記事ですが、私の不動産投資に関する考え方です、あくまで私見ですが…

 

https://www.rincs.biz/blog_murakami/2013/05/5764.html

 

 

 

 



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