事業再生の現場から

経済活動の停滞長期化で廃業・倒産ラッシュも…

お早うございます。

久し振りにブログを更新します。

昨日は東京都知事選(現職の小池知事圧勝)の他に、栃木県小山市でも市長選挙があり、新人で弁護士の浅野正富氏が現職市長を破ったとの報道が、地元紙の一面を飾っていました。

今回の選挙で敗れた前職は、私が小山市に住んでいた当時(20年近く前)から市政を担っていたのですから、長期も長期で5期20年に渡って小山市のリーダーだった訳です。

「長期政権への不満」や「多選批判」の声もあったようですが、小山市民は新風を吹き込もうとする新人候補に市政の未来を託したのでしょう。

民主主義を体現した良い事例ではなかったかと、傍から見て思いました。

 

さて都内を中心に国内での新型コロナウィルスの感染者が急増しています。

「外出自粛」要請の解除や飲食店・イベント等の解禁と軌を一にしていますから、「人との接触機会の増加がウィルス媒介増になる」と専門家が言っていた、まさにその通りの動きになっているのが現状です。

問題は「社会活動」特に「経済活動」が制限(自粛)され続け、コロナ以前に戻れそうで戻れない事です。

多くの企業経営者が経済活動の縮小に伴い、売上利益の減少や資金繰りに悩む一方で、企業で働く労働者も残業減に伴う収入減少や雇用不安に怯える日々を送っている事と思われます。

さらに来年度以降、学業を修め社会人となる予定の学生たちにも「不安」が拡がっているでしょう。

現職世代が「自分の雇用がどうなるか分からない」と言ってる訳ですから、秋波は大学の就活担当部署や学生諸氏にも十分すぎるほど届いているものと思われます。

 

将来への不安が社会全体を覆う事態が長く続くと、外国ではストライキや暴動が起こるものですが、日本人は大人しいのか飼い馴らされてしまったのか、あるいはただ能天気なだけなのか、他人異存が過ぎるのか、平穏無事な日々が続いています。

取り敢えずワクチンができて、コロナに罹っても重症化しないとの確信が持てるまでは、人々の行動は自ら自制する形での「停滞」が続くのでしょうか…

コロナ対策融資や助成金などで一息着いた中小企業も多かろうと思いますが、これが半年~1年も続くようだと、さすがに資金繰りが持たず廃業・倒産ラッシュが起こってしまうような気がします。

いや、もっと早く影響が出て来るかも…



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