事業再生の現場から

レオパレス問題の余波が…②

前回の続き…

件のご婦人の元にも「オーナー説明会」の案内が来たと言います。

ですが、都内開催で遠方でもあり出席は叶わず、担当店の物件管理担当者に問い合わせを続けているそうですが、なかなか要領を得た返事が貰えず不安な日々を過ごしているうちに、ご近所の会社経営者から弊社の事を聞いて連絡をして下さったようです。

 

ご婦人が心配しているのは、アパートローンの返済が続けられるか、と言う一点にありました。

建物(アパート3棟)の補強工事期間中、入居者は退去して貰わないといけません。

家賃保証契約があって、しかも今回は施工会社側のミスと言うか怠惰と言うか故意なのか分かりませんが、とにかく建物オーナー側にとっては「何の瑕疵」も無い中で問題が勃発した訳です。

オーナー(ご婦人)にとっては、工事期間中の家賃保証は勿論、補強工事が終わっても「後味の悪さ」を補償して貰わないと気が収まらないようなお話しぶりです。

その辺りは私どもでは対処できませんから、知り合いの弁護士を紹介しますが…と回答させていただきました。

ただご婦人が仰るように、レオパレス側と工事期間中の家賃保証が履行されるのかどうかの確認ができないと、仮にアパートローンの出し手である銀行さんへ「期間限定の条件変更」なりをお願いするにしても、どうにも手の打ちようがありません。

「まずは家賃収入が続くのか、あるいは減額を望んでいて〇〇さん(相談者)も合意する意思があるのか、その辺りを良く確認してから銀行さんと相談した方が良いですよ、銀行さんとの話はそれからですね」

話を聞いて貰えて安心した、とご婦人はご満悦の表情でお帰りになりました。

 

県内でも工業団地や大学などが立地する周辺では、単身世帯向けにレオパレスアパートが林立する地域があります。

我が息子も愛知県内のレオパレスアパートから職場に通勤しているようです( ;∀;)

全国至る所に見られる光景となったレオパレス製アパート・マンション…

問題の余波は、まだまだ続きそうです。

 



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