事業再生の現場から

時間軸との闘い…コロナ倒産が急増中(*_*;

新型コロナウィルス禍を原因とする企業倒産が増加しているという事です。

帝国データバンクや東京商工リサーチ等の調査によると、4月に入っての倒産が急増しているようで、旅行・興行等の需要消滅により影響を受けている旅館・ホテル業や営業自粛を求められている飲食業にも「経営破綻の波」が押し寄せているそうです。

また業種としては、アパレル関連企業にも「倒産」した事例が多いようで、「外に出る機会が少なくなった」事を起因として需要が減退する幅広い業種に「売上不振」「資金不足」が浸透していると思われます。

 

私などは「事業再生(事業の立て直し)」に着手する時「先ずは資金繰り」から、と思って行動します。

でも今回の「企業の資金不足」は、私達の経験した事の無いレベルでの問題です。

何せ営業自粛に追い込まれた(要請を受けた)事業会社は、売上が「0」になるのですから…

対前年比売上が30%減っても事業体の維持はキビシイと言っているのに、50%減どころか70%~80%近い売上減を余儀なくされている事業者も多数あると思われます。

「先ずは資金繰り」からと思っても、(上のようなレベルになって来ると)支出削減と手持ち資金(役員個人資産の投入)だけでは、どうにもこうにも「資金繰り」は立ち行かないのです。

自己資本が脆弱な中小零細企業であればあるほど、事業体外部からの資金導入がどうしても必要になり、今回関係者が各所で頑張ってくれている「融資」に頼らざるを得ない構造となって来ます。

 

ただ「資金調達」の問題は、「時間軸」とも闘う必要がある事です。

特に「約束手形」を振出し、決済日には当座預金に資金を用意しておかなければならないような企業・経営者にとって「時間軸」は大きな意味を持ちます。

支手決済(予定)日に間に合わなければ「融資」も意味を成しません(-_-;)

資金不足で「不渡り事故」を起こしてしまっては、企業は死んでしまいます。

 

外出自粛を「コロナとの闘い」と位置付けるなら、金融機関の一挙手一投足を心配顔で見つめる中小企業経営者もまた、「時間軸を気にしながら」コロナと闘っているのです。

ゴールデンウイークを目前に控えた今日ですが、明後日の月末日を笑顔で迎えられるよう、相談を受けている金融機関の皆さんには、もうひと踏ん張り頑張っていただきたいものです。

 

 

 

 



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